VBScript基礎2:変数の使い方と概略


様々なプログラムで利用される、「変数」とは値を入れる入れ物のようなものです。
VBScriptの「変数」はアルファベットや日本語で名前を付けることができます。
ここではVBScriptの「変数」の基本的な使い方を書いていきます。

◆変数の使い方の流れ

以下の3ステップで、基礎1で作ったメッセージを表示させるプログラムを変数を使うプログラムに変更します。

  1. 変数を宣言する
  2. 変数に値を入れる
  3. 変数を呼び出す

1.ファイルを開く

基礎1で作った「Hello.vbs」で右クリックをし、「編集」をクリックします。

2.プログラムを書く

開いたメモ帳を以下のプログラムコードに書き換えるだけで完成です。

3.プログラムの説明

(1)変数を宣言する

以下のように書くと明示的に変数を宣言することができます。

「Dim」はこの後に変数を書きますという感じです。
その後ろに「半角スペース」を開けて、「変数名」を書きます。
ここでは「A」としています。
※「Dim」以外にも「Public」、「Private」などがあります。
また変数名の命名についても以下の制約があります。

  • 変数名の先頭文字はアルファベット(数字は不可)
  • 変数名にはピリオド “.” を使用しない
  • 変数名は255文字以内

(2)値を入れる

以下のように書いて変数「A」に値を入れます。

文字を入れる場合は「”」で囲みます。

(3)変数を呼び出す

「MsgBox」の後に半角スペースを開けて、変数「A」と書きます。

これだけで変数を呼び出すことができます。

◆変数宣言の強制

VBScriptでは「Dim」と記載しない場合でも、以下のように変数を利用することができてしまいます。

単純なプログラムな場合は問題ないのですが、複雑なプログラムになると意図しないところで変数を代入してしまったりすることが起きてしまします。
それを回避するために、以下のように変数の宣言を強制する「Option Explicit」という文言をプログラムの一番上につけます。

「Option Explicit」以下は、「Dim」をつけて明示的に変数を宣言しないとエラーになります。

◆変数のデータ型

  • VBScript ではバリアント型 (Variant) の値しか使用できません
  • (※マイクロソフトのサイトから引用)

    そのためVBScriptは常にバリアント型 (Variant)となり、他のプログラムのようにデータ型を指定することができません。



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